ムハンマドちゃん

お寿司がすきです

クソリンパ

 

何度かお話したのですが、ここ数週間、原因不明の発熱と、時間の経過に伴ってどんどん大きくなり今やチロルチョコ大にまで腫れた首のリンパの痛みに悩まされていました。

起き上がるのがだるくて、課題をするのもやっと、毎週の語学の課題は友達にやってもらうというゴミぶりを発揮していました。

 

近所の内科でPCR検査を受けても陰性、レントゲンでも血液検査でも調べられる限りでは原因不明ということで、大きい病院に紹介状を書いてもらい、先日の火曜日に行ってきました。

病院に着いて熱を測ると39.3度だったので、問診票を書くところから待合室まで完全隔離、トイレも隔離された中のトイレを使うように言われ、9:30の予約で行ったのに結局診察されたのは11:30で、もう早起きで寝てないし具合も悪いし横になりたいし密閉空間だし、で機嫌が最悪でした。

可能性のある病気を片っ端から調べる、ということで、HIVの検査まですると言われ、いやいや仮にHIVだとしても知りたくないし調べたくもないし親がいる手前陽性だったらどうすんだよ調べるなクソが、と思いましたが、結果的には陰性でした(当たり前)。一通りの色々な検査をしたのですが、片っ端から調べるということだったので、血液検査の時に両腕から大量に血を採っていました。普段から採血はたまにするので慣れてはいるつもりなのですが、いつもは片腕だけだし、エッそれ血吸いすぎじゃない…?という量を両腕から採っていて、体調万全でなかった私は二本目の腕の採血中にクラクラしてきてギブアップしてしまいました。ベッドに寝かされてグルグルしながら、こんなに採ったらHIVがちゃんと検査されちゃうヨォとかいうアホな事をずっと考えていました。

それで、またその隔離待合室で検査の結果が出るまで何時間か待たされ、病室に呼ばれて告げられたのは「壊死性リンパ節炎」というあまり耳にしたことのない病名でした。壊死!?壊!死?と字面のイカつさに思わず鼻の穴が膨らみました。しかしよくよく聞いてみると、決して深刻な病気ではないそうです。壊死性リンパ節炎というのは、菊池病とも呼ばれるらしく、なんかよくわかんないけど何らかの原因でリンパ節が腫れて発熱し、それが一、二ヶ月程続くものらしいです。治療法がないので、自然に治るまで解熱剤や鎮痛剤で誤魔化していくしかないそうです。よくわかんないけど、高熱と待ち疲れで頭がボーっとしていたのでヘェと思いながら解熱鎮痛剤をもらい、夕方頃家に帰りました。

家のベッドで横になり、スマホでも検索したりしながら、いや、よくよく考えてみたら割と厄介な病気じゃね?という気がしてきました。治るならスパッと治る方がいいし、治らないなら治らないでもう不謹慎ですが癌とかでもよかったです。死に至る病でよかったです。キルケゴールです。

実際解熱剤生活を始めてみたのですが、なんだか薬飲んでる方が身体がだるいというか、38度位だったら熱出してた方が具合はマシな気すらしました。とにかく薬でピタッと楽になる!というものではありませんでした。マジで自然に治るまで「耐える」のです。まだ症状が出てから三週間足らずですから、折り返し地点かもしれません。これで折り返し地点とか、マジで死んだ方がマシです。生まれてこの方こんなにも自分のリンパを恨んだのは初めてです。お前がチロルチョコみたいになってるからこんなんなんだよ!と握り潰したくなりますが、触るだけで痛いので握り潰せません。

 

それから数日、チロルチョコみたいな腫れはサクマドロップくらいになり、代わりにマーブルチョコくらいの小さくて触るとめっちゃ痛いリンパが首のあちこちに増えました。何もしてないのに!私は何もやってない!のに勝手にリンパの腫れが増えて勝手に痛くなりました。そして、何もしていない!のに喉仏の左右の筋?みたいなところにまでマーブルチョコリンパができ、筋自体も熱を持って痛みだしました。私のせいではありません。

それで今日、病院の再診日だったので、朝から病院に行ってきました。「なんか首の液を取るとか言ってたわよ」とかいう母親の言葉を又聞きし、首に注射されるのではという恐怖に慄きながら出向きました。先日には出ていなかった血液検査の結果も出て、どうやら壊死性リンパ節炎というのは確定のようでした。首のエコーの検査をやりますと言われて、首に注射するわけではないのだと安心しました。先生が何やら聴診器のような機械を首に当てると、画面に豆粒のような塊がいくつも映し出され、これが私のリンパかあと、赤ちゃんを見ているような気持ちになりました。実際は赤ちゃんなんてかわいいものではなく、クソリンパです。

 

そういうわけで、私の原因不明の発熱はリンパの病気でした。熱が出る前日くらいから首を寝違えたような痛みがあり、本当に首を寝違えたと思っていたのですが、日を重ねるごとに首の痛みは強くなり、今は熱より首の痛みの方が強いです。こんなことになるとは思っていませんでした。まあ悪性のリンパ腫とかそういう重い病気ではなく自然治癒するまで我慢するような病気で、かつ人に感染するものでもないので、薬を飲みつつ調子の良い日にはまた散歩にでも出かけようと思います。血液検査の結果的にやはり今頃がピークらしいので、数週間したら遊べるようになると思います。横になっていれば楽なので、電話もできます。それにしても、この長い高熱がリンパのせいなんて少しも思っていませんでした。リンパなんてYouTuberの小顔マッサージのために存在しているようなものだと思っていました。美容のためにリンパを流して〜とかほざいてる奴らにリンパを舐めるなとブン殴りたいです。お前らはリンパがチロルチョコみたいになったらそれでもリンパを流すのか?と問いかけたいです。話が逸れました。何事も、どんなところに原因があるかなんてわからないものだなあと思いました。人生何事も経験❗️と思って生きているので、今回のこともどうせ治るしなんてことはないのですが、なんせ今まで健康体で身体の病気になったのが物珍しかったので、文章に起こしてみました。というか、病名に「壊死性」とかつけてビビらすのは良くないと思います。どうせ私は死なないのに。そして、しつこいようですがHIVでもなくて本当に良かったと思いました。クソリンパで、まだマシでした。以上です